書き方
国民年金保険料免除・納付猶予申請書の書き方と記入例
国民年金保険料 免除・納付猶予申請書(日本年金機構)
国民年金保険料 免除・納付猶予申請書(日本年金機構)の書き方を、欄ごとに説明します。公式の様式と記入例をもとにしています。
2026年10月に公式の様式と記入例で確認しました
要点
- 出す先:住所地の市区町村の国民年金の窓口、または年金事務所。郵送もできます。マイナポータルから電子申請もできます。
- 期限:過去の分は、申請書が受理された月から2年1か月前まで申請できます。失業による申請は、失業した月の前月から、失業した年の翌々年の6月までの分を申請できます。遅れると障害基礎年金を受け取れないなどの不利益が出ることがあるので、早めに出します。
- 添付する書類は4種類(くわしくは下の一覧)
出す人・出す先・期限
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出す人 | 国民年金の保険料を払うのが難しい人。退職(失業)した人は、本人の前年の所得にかかわらず免除・納付猶予を受けられる「失業等による特例」を使えます(配偶者や世帯主の所得は審査されます)。 |
| 出す先 | 住所地の市区町村の国民年金の窓口、または年金事務所。郵送もできます。マイナポータルから電子申請もできます。 |
| 期限 | 過去の分は、申請書が受理された月から2年1か月前まで申請できます。失業による申請は、失業した月の前月から、失業した年の翌々年の6月までの分を申請できます。遅れると障害基礎年金を受け取れないなどの不利益が出ることがあるので、早めに出します。 |
| 費用 | 日本年金機構の案内に申請の手数料の記載はありません。郵送で受付印のある本人控がほしいときは、宛名を書いて切手を貼った返信用封筒を同封します。 |
| 様式 | 免除・納付猶予申請書(日本年金機構・PDF)の様式(PDF) |
| 記入例 | 様式と同じPDFの中にあります |
| 公式の案内 | 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度(日本年金機構) |
添付する書類(必要書類)
- 失業を理由にするとき:雇用保険受給資格者証、雇用保険受給資格通知、または雇用保険被保険者離職票などのコピー
- 前に同じ失業の理由で証明書類を出したことがあれば、あらためて付けなくてよい(備考欄にその旨を書く)
- マイナンバーで申請する場合:窓口ではマイナンバーカードを見せる。郵送ならカードの表と裏のコピー(カードがなければ、マイナンバーがわかる書類と運転免許証などのコピー)
- 基礎年金番号で申請する場合:基礎年金番号通知書のコピー、または年金手帳(氏名のページ)のコピーなど
記入例(架空の人の例)
山田花子さん(架空・一人暮らし)が、退職(失業)の特例で、国民年金保険料の免除を申請する例です。欄の並びは見やすく簡単にしています。実際の様式の形は、公式の記入例で確かめてください。
国民年金保険料免除・納付猶予申請書記入例
- 1① 個人番号(または基礎年金番号)
- 1234567890(基礎年金番号を左詰め)
- 2提出年月日・住所・被保険者氏名
- 令和8年4月15日・〒123-4567 東京都○○区○○町1-2-3・山田 花子
- 3② 電話番号
- 2(携帯電話)に○・090-○○○○-○○○○
- 4③④ 被保険者の氏名・生年月日
- ヤマダ ハナコ/山田 花子・5(昭和)に○ 60 06 15
- 8⑩ 申請期間
- 令和7年度分
- 9⑪ 16歳以上19歳未満の扶養親族
- 被保険者:なし に○
- 10⑫ 特例認定区分(失業)
- 被保険者:1 失業に○ 令和8年4月1日・雇用保険加入 あり に○
窓口に持っていくときや、書き写すときに
欄ごとの書き方
欄の名前は、公式の様式の書き方に合わせています。番号は、上の記入例の番号と同じです。
- 1① 個人番号(または基礎年金番号)
- マイナンバー(12けた)を書きます。基礎年金番号(10けた)で申請するときは、左に詰めて書きます。基礎年金番号で申請するときは、基礎年金番号通知書などのコピーが必要
- 2提出年月日・住所・被保険者氏名
- 提出する日、住民票の住所、氏名を書きます。
- 3② 電話番号
- 自宅・携帯電話・勤務先・その他から選んで、番号を書きます。
- 4③④ 被保険者の氏名・生年月日
- 本人の氏名(フリガナも)と生年月日を書きます。
- 5⑤⑥⑦ 配偶者・世帯主
- 配偶者は、別の世帯でも氏名と生年月日を書きます。世帯主は、本人や配偶者以外の人が世帯主のときだけ書きます。配偶者と世帯主の所得も審査される。書き漏れや誤りがあると、書類が返されたり、あとで承認が取り消されたりすることがある
- 6⑧ 特記事項
- 配偶者が別の世帯なら、配偶者のマイナンバーを書きます。申請期間中の結婚・離婚・世帯主の変更や、海外からの転入があれば書きます。
- 7⑨ 免除等区分
- ふつうは書きません(書かなければ、全額免除から順にすべての区分を審査します)。審査を希望しない区分があるときだけ、その数字を×で消します。一部免除になったら、残りの保険料を納めないと未納になる
- 8⑩ 申請期間
- 免除を希望する年度を書きます。年度は7月から翌年6月までです(例:令和8年度分=令和8年7月分〜令和9年6月分)。1枚で申請できるのは12か月分。年度をまたぐときは、年度ごとに1枚ずつ出す
残りの欄を見る(4欄)
- 9⑪ 16歳以上19歳未満の扶養親族
- 申請年度の前の年の12月末に、16歳以上19歳未満の扶養親族がいれば「あり」と人数を、いなければ「なし」に○をつけます。
- 10⑫ 特例認定区分(失業)
- 退職した人は「1.失業」に○をつけ、該当年月日(離職日の翌日)を書き、失業前の雇用保険加入の「あり・なし」に○をつけます。書くのは離職日ではなく「離職日の翌日」。離職票などのコピーを付け忘れない
- 11⑬ 継続希望
- 全額免除・納付猶予が承認されたとき、翌年度も続けて申請するかの欄です。希望しないときだけ「希望しません」に○をつけます。失業など所得以外の理由の申請は、継続申請の対象外。翌年度も7月以降にあらためて申請する
- 12⑭ 備考
- 前に失業の証明書類を出したことがあるときは、その旨を書きます(例1)。失業後の期間だけを申請するときも、その旨を書きます(例2)。失業より前の期間も免除を希望するなら、「失業後の期間に限り」とは書かない
気をつけること
- 審査結果は、申請からおおむね2〜3か月後に届きます。それまでの間に、保険料の催告状などが届くことがあります。
- 失業による特例で承認されても、翌年度もあらためて申請が必要です。
- 全額免除の期間は老齢基礎年金に一部反映されますが、納付猶予の期間は反映されません。
- 免除や猶予を受けた保険料は、10年以内なら後から納める(追納)ことができます。
ほかの注意(5件)
- 承認のあとで会社員(第2号)や会社員の配偶者(第3号)になると、自動的に免除の期間ではなくなります。
- 郵送で出すときは、住所地の市区町村の国民年金の窓口か、近くの年金事務所に送る(どちらでもよい)。マイナンバーを書いたら、本人確認書類の写しを添える
- 失業を理由にするときは、雇用保険受給資格者証・雇用保険受給資格通知・離職票のどれかの写しを添える。前に同じ理由で出していれば、備考欄に「失業等に関する証明書類提出済」と書けば添付はいらない
- 日本年金機構から「免除・納付猶予申請書(ハガキ形式)」が届くことがある。基礎年金番号などが印字済みで、本人の氏名と電話番号、配偶者・世帯主の有無と氏名、提出日、特記事項を書く。印字された本人の申請にだけ使える
- 審査の結果は、出してからおおむね1〜2か月でハガキで届く
郵送のしかた
送り先:住所地の市区町村の国民年金の窓口か、近くの年金事務所(どちらでもよい)。年金事務所の住所は、日本年金機構の「全国の相談・手続き窓口」で調べる(送り先の一覧)
郵送するときにすること(4項目)
- マイナンバーで申請するときは、マイナンバーカードの表と裏のコピーを付ける。カードがなければ、マイナンバーがわかる書類と身元確認書類(運転免許証など)のコピー
- 基礎年金番号で申請するときは、基礎年金番号通知書か年金手帳(氏名のページ)などのコピーを付ける
- 失業を理由にするときは、離職票・雇用保険受給資格者証などのコピーを付ける
- 3枚目は本人控え。受付印のある控えがほしいときは、2枚目・3枚目と一緒に、宛名を書いて切手を貼った返信用封筒を入れる(受付印を押した控えが返ってくる)
この前・この次の書類
「辞めたら14日・20日以内:健康保険と年金」の書類です。
同じ時期の書類:任意継続の申出書の書き方・任意継続をやめる届け(資格喪失申出書)の書き方・国民健康保険の加入の届けの書き方・国保の軽減の届け(倒産・解雇などで辞めた人)の書き方・被扶養者(異動)届・国民年金の切り替えの届けの書き方
関係するページ
次に使うと便利なページ
「辞めたあとの手続き」のほかのページ(27)
- 退職後の書類が届かないとき源泉徴収票などの期限と頼み先
- 辞めたときに届く書類の見方源泉徴収票・退職所得の源泉徴収票・資格喪失証明書(見本つき)
- 期限を過ぎてしまったとき過ぎるとどうなるか、まだできること
- 任意継続と国民健康保険の比較退職後の保険料を、2年分くらべる
- 国民健康保険の加入の届けの書き方会社の健康保険をやめて国保に入るとき(横浜市の様式の例)(記入例つき)
- 国保の軽減の届け(倒産・解雇などで辞めた人)の書き方倒産・解雇・雇止めなどで辞めた人は、国民健康保険料が下がる(記入例つき)
- 国民年金の切り替えの届けの書き方辞めて国民年金に入るとき(14日以内)(記入例つき)
- 高額療養費の計算医療費がいくらまでで済むか(2026年8月からの上限)
- 任意継続の申出書の書き方欄ごとの書き方と、まちがえやすいところ
- 任意継続をやめる届け(資格喪失申出書)の書き方再就職したときや、国保・家族の扶養に切り替えるとき(記入例つき)
- 国民健康保険料が高い市・安い市86市と東京23区を年収別に比べる
- 退職後の傷病手当金受け取り続ける条件と、1日の額
- 退職後の住民税退職後に払う額と、届く時期
- 年の途中で辞めた人の年末調整どこでされる? されないときは確定申告
- 扶養控除等(異動)申告書の書き方再就職した日に新しい会社に出す申告書(記入例つき)
- 基礎控除申告書(年末調整)の書き方年末調整のときに出す。前の会社の給与も合わせて見積もる(記入例つき)
- 保険料控除申告書(年末調整)の書き方年末調整で出す。辞めたあとに自分で払った国保・国民年金も書く(記入例つき)
- 確定申告は必要?退職金・失業保険・ふるさと納税の扱いを判定
- 退職した年の確定申告源泉徴収票から、戻る税金の見込み
- 確定申告書(退職した年)の書き方年の途中で辞めて再就職しなかった人の還付の申告(記入例つき)
- 退職後にもらえるお金チェック自分で申請できる給付と、戻ってくる税金
- 公務員が退職したとき失業保険の代わりの退職手当と、共済の任意継続
- 退職して海外に住むとき転出届・国民年金の任意加入・住民税と所得税
- 退職して引っ越すとき住民税・国保・ハローワークの管轄と、届けの順番
- 退職してフリーランスになるとき開業届・再就職手当・健康保険と年金
- 妊娠・出産で退職するとき出産手当金・出産育児一時金・失業保険の延長
- 脱退一時金の計算外国籍の人が帰国するときの年金のお金と税金
ほかの分類のページ(64)
辞めるまで
- あなたの退職プラン手続き・失業保険・保険料・お金の見通しを1ページで
- モデルケースで見る退職から再就職まで45歳・自己都合・月給30万円の例で、日付とお金を通しで
- 退職の進め方とスケジュール伝える時期・退職届・引継ぎの順番
- 退職を言い出せないとき伝え方のコツと、どうしても無理なときの方法
- 退職日はいつがいい?候補の日を比べる(保険料・ボーナス・失業保険)
- 年末に退職するとき12月30日と31日の違い・年末調整・年末年始の窓口
- 希望退職・早期退職に応じるか割増退職金・失業保険と残った場合を2年間で比べる
- 有給消化と最終出勤日退職日から、最終出勤日と伝える日を逆算
- 有給休暇は何日もらえる?付与日数・パートの日数・時効2年
- 退職代行の選び方労働組合・弁護士・民間の違いと注意点
- 介護休業給付金と介護で辞める場合休んで続ける・辞めるを比べる
- 家族が亡くなったときの会社の手続き忌引き休暇の日数・扶養から外す届け・年末調整
- 辞めるときの会社とのトラブルトラブル別の対処と、無料の相談先
失業保険
- 失業保険の計算いくら・何日・いつから受け取れるか
- 失業保険をもらえるかの判定雇用保険に入っていた月を数える(パート・転職も)
- 離職理由の判定会社都合・自己都合・特定理由離職者のどれになるか
- 契約満了・派遣の失業保険雇止めは会社都合? 区分と日数を判定
- 病気・障害で辞めたときの失業保険300日・360日になる人
- 失業保険のもらい方持ち物チェックと、いつまでに行けばよいか
- 離職票はいつ届く?会社の手続きの期限と、届かないときの相談先
- ハローワークの求職申込書の書き方失業保険の手続きの最初に、ハローワークで書く(記入例つき)
- 受給資格者証の見方離職理由コード・6桁の日付・扶養の目安
- 失業保険の認定日と振込日待期・給付制限と、振込の日付
- 求職活動実績の回数と期間認定日ごとに、いつまでに何回
- 失業認定申告書の書き方欄ごとの書き方と、○と×の付け方
- 失業保険中のアルバイト・内職減る額と、繰り越される日数
- 失業保険と扶養受け取りながら扶養に入れるか・どっちが得か
- 被扶養者(異動)届の書き方退職して家族の健康保険の扶養に入るとき(記入例つき)
- 失業保険の受給期間の延長病気・出産・育児・介護で働けないとき
- 受給期間延長の申請書の書き方欄ごとの書き方と、出す時期
- 職業訓練でもらえるお金失業保険の延長・受講手当・月10万円の給付金
- 教育訓練給付金の計算学び直しの費用の20〜80%が戻る
- 教育訓練給付金の申請書の書き方講座を修了したあと1か月以内にハローワークへ(記入例つき)
- 再就職手当をもらえるか8つの条件をチェック
- 再就職手当の計算早く就職したときに受け取れる額
- 再就職手当の申請書の書き方自分で書く欄と、会社に書いてもらう欄
- 就業促進定着手当の申請書の書き方再就職手当のあと6か月働いて、賃金が下がったとき(記入例つき)
退職金とお金
- 退職金の手取り税金を引いて、手元に残る額
- 退職所得の受給に関する申告書の書き方退職金を受け取る前に会社に出す申告書(A〜E欄)(記入例つき)
- 退職金の平均と比べる学歴・勤続年数・辞め方ごとの相場
- 退職金とiDeCoの受け取り順同じ年?先に? 税金を比べる(2026年の9年ルール)
- 企業型DCの退職後の手続き6か月の期限と、移し先
- 退職した年のふるさと納税の上限収入が減った年の上限の目安
60歳前後で辞める
- 定年退職と失業保険60歳定年で受け取る額と、再雇用の給付金を比べる
- 辞めると年金はいくら減る?早く辞めた分、毎年の厚生年金が減る額
- 65歳前後で辞めるときの失業保険64歳と65歳、どちらで辞めると多いか
- 65歳以上の失業保険(高年齢求職者給付金)いくら・いつまで?年金と同時に受け取れる
そのほか
- Immigration notification(英語)在留資格の届け出(14日以内)の英語の説明
- How to quit a job(英語)会社の辞め方の英語の説明
- Resident tax(英語)退職後の住民税の英語の説明
- Unemployment benefits(英語)失業保険の英語の説明
- Leaving a job in Japan(英語)外国籍の従業員向けの英語のチェックリスト
- Lump-sum withdrawal(英語)脱退一時金の計算の英語版
- Health insurance and pension(英語)退職後の健康保険と年金の英語の説明
- よくある質問の一覧各ページの質問と答えを、分類ごと・言葉で探せる
- データを使う方へ調べた数字のCSVと、出典の書き方
- このサイトを紹介してくださる方へ紹介文の例と、掲示用のA4の案内
- 地域の窓口を探す都道府県ごとのハローワーク・年金事務所・税務署
- 退職の用語集よく出てくる言葉を短く説明
- 計算ツールをサイトに貼る人事・社労士・ブログの方向け。無料・広告なし
- やさしい日本語会社をやめたときの手続き(ふりがなつき)
- 退職する人に渡す手続きの案内人事担当者向け・A4で印刷できる1枚
- 数字で見る退職辞める人の数・理由・退職金の平均(公的統計)
- 制度が変わったところ失業保険・雇用保険・社会保険・税金の改正
このページの更新日: