職業訓練でもらえるお金
失業保険の延長・受講手当・月10万円の給付金
職業訓練を受けるときに受け取れるお金を、失業保険を受けられる人(公共職業訓練)と、受けられない人(求職者支援制度)に分けて判定・計算します。
2026年10月時点の手当の額で計算しています
失業保険を受けられる人(公共職業訓練)
ハローワークの「受講指示」を受けて公共職業訓練を受けると、次のお金を受け取れます(ハローワーク)。
- 基本手当:訓練中も続き、所定給付日数が途中で終わっても、訓練が終わる日まで出ます(訓練延長給付)。
- 受講手当:訓練を受けた日1日につき500円、40日まで(上限20,000円)。
- 通所手当:通う交通費(月42,500円まで)。
- 寄宿手当:家族と離れて寄宿する場合、月10,700円。
- 給付制限の解除:訓練を受け始めた日から、給付制限はなくなります。
受けられない人(求職者支援制度)
失業保険を受けられない人は、無料の職業訓練(求職者支援訓練など)を受けられます。次の条件をすべて満たすと、月100,000円の職業訓練受講手当と通所手当・寄宿手当を受け取れます(厚生労働省)。
- 本人の収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 住んでいるところのほかに土地・建物を持っていない
- 訓練の日すべてに出席する(やむを得ない欠席があっても8割以上)
- 世帯の中に同時にこの給付金を受けている人がいない
- 3年以内に不正受給がなく、6年以内にこの給付金を受けていない
本人の収入が月12万円以下で世帯の収入が月34万円以下なら、通所手当だけ受け取れます。
受講指示の締め切り
訓練延長給付を受けるには、所定給付日数の残りが一定以上あるうちに受講指示を受ける必要があります。ハローワークの資料にある、訓練が始まる前日までの分を受け取ったあとに必要な残りの日数は次のとおりです(地域のハローワークで確かめてください)。
| 所定給付日数 | 給付制限あり | 給付制限なし |
|---|---|---|
| 90日 | 31日以上 | 1日以上 |
| 120日 | 41日以上 | 1日以上 |
| 150日 | 51日以上 | 31日以上 |
| 180日 | 61日以上 | 61日以上 |
| 210日 | 71日以上 | 71日以上 |
| 240日 | 91日以上 | 91日以上 |
| 270日 | 121日以上 | 121日以上 |
| 300日 | 151日以上 | 151日以上 |
| 330日 | 181日以上 | 181日以上 |
| 360日 | 211日以上 | 211日以上 |
よくある質問
失業保険をもらいながら職業訓練を受けられますか?
はい。ハローワークの「受講指示」を受けて公共職業訓練を受けると、訓練中も基本手当を受け取れ、所定給付日数が途中で終わっても、訓練が終わる日まで続きます(訓練延長給付)。受講手当・通所手当も出ます。
自己都合で辞めて給付制限があります。訓練を受けると早くもらえますか?
受講指示を受けた公共職業訓練を受け始めると、その日から給付制限はなくなります。また、2025年4月以降は、辞める前の1年以内や辞めたあとに教育訓練給付の講座などを受けた場合も、給付制限がなくなります。
失業保険がもらえない人も、訓練を受けられますか?
はい。求職者支援制度で、無料の職業訓練を受けられます。収入や資産などの条件を満たせば、月10万円の職業訓練受講手当と通所手当も受け取れます。条件を満たさなくても、訓練そのものは無料です(テキスト代などは自己負担)。
給付金だけでは生活が苦しいときは?
職業訓練受講給付金を受ける人は、労働金庫の「求職者支援資金融資」を利用できることがあります(同居の家族がいる人は月10万円、単身の人は月5万円まで。年2.0%で、返済の免除はありません)。
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